2010年度 活動報告・シンポジウム

中町ホテルニューパレスにて2010年度 ORP(大町通り活性化協議会)活動報告・シンポジウムを開催致しました。

開催日時:平成23年2月26日(土) 13:00 ~ 18:00
会場:中町ホテルニューパレス 3F

~プログラム~

●開会にあたって 13:00 ~ 13:15
・主催者あいさつ
・来賓あいさつ、ご紹介
●活動報告 13:15 ~ 14:15
・平成22年度 ORP活動報告
●シンポジウム
・基調講演 14:30 ~ 16:00
・パネルディスカッション 16:15 ~ 17:45

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菅家一郎会津若松市長はじめ公務ご多用中の中ご臨席を賜りましたご来賓の皆様、お忙しい中で基調講演の為にわざわざ起こし下さいました川向正人先生、ご出席頂きました皆様に心から御礼申し上げます。

一年の総括りを伴う報告、大町通りの今後の将来像を見通す重要な総会ということもあり、関係者の方も含め多くの方々に足を運んで頂いた非常に有意義な会となりました。

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●活動報告
ORP芳賀氏により、平成22年度ORPの活動報告で火蓋を切るかたちから始まり、振り返ればまちづくりが如何に至難であり、どれだけの多くの方々との協働が必要かと改めて再認識をしながらの報告となりました。

『修景』という言葉の意味も深く掘り下げられていき、少しずつ実行に移すまでになった事への前進。地域住民の方々とイベント等でアピールした社会実験の実施。これから取り組まなければならない難題等、1年の総まとめを惜しむことなく述べさせて頂きました。

(社)福島県建築士会 会津支部(以下建築士会)の室井氏からも現在進行中でもある修景計画案を、判り易い解説、図解イラストが施された『修景の手引き』を基にご説明頂き、今回始めてご参加頂いた皆様方にも大町通りの趣旨をうまくお伝えすることが出来たのではないかと存じております。

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●シンポジウム
川向正人先生が我々の期待を超える基調講演をして下さいました。

小布施町のまちづくりを基にお話下さいまして実例もあることながら説得力があり、まるで我々の士気を高める為の激薬を髣髴させる様な、非常に聞き手側への意識改革が巧みな方と思わざるを得ない内容でした。

以下、僭越ながら先生がおっしゃいましたメインともなるお言葉を上げさせて頂きます。
・住民が主体的に動くことが大事。行政、組織が如何にそれをサポートできるか?
・何か一つの力だけで突出してもならない。大きな流れに対抗する戦略が必要。
・江戸時代が行った形状(和風レトロ)が全て良いわけではない。新・旧のバランスが重要である。
・他の歴史ある他地区景観と同じものを造っていても仕方が無い。地域住民が一丸となったウリを持っていなければ。

など、まだまだ掲載させて頂きたいお言葉も多いのですが、
『まちづくりの第2ステージへ ~住民・行政・専門家の協働を考える~』という主題に沿った数々のありがたいご意見を頂くことができました。

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●パネルディスカッション
コーディネーターの時野谷茂先生を筆頭に『修景と協働によるまちづくりの可能性』を題にして、川向先生、会津若松市建設部都市計画課・斎藤課長、県建築士会・吉田副支部長、ORP代表幹事・川島氏の5人のメンバーで行われました。

均衡が中々破られない中、時野屋先生が優しい言葉ではありましたがうまく焚き付けるような面もあり、それに火がついたかの如く加速し次々と論じ合う4人。大町通りについてこれ程の熱い想いが飛び交うのだな、とこちらが萎縮してしまう様な場面も多くハイレベルなディスカッションとなりました。

やはり全てにおいて先を見通していらっしゃるであろう、川向先生が話をまとめ上げている様にも思え、我らが代表として川島氏も自分の生まれ育った地域に対する熱意を負けじと論じて頂きました。ありがとうございました。

ご来場頂いた方々からの質疑応答も多く、まだまだ解決していかなければならないことも数多くあります。これを機会に大町通りの未来予想図を、地域の方々、行政の方々、専門家の方々と密着していく『協働作業』によって実行していくこと。その意識の真意を垣間見ることのできた充実した報告会となりました。

以上

(社)福島県建築士会 会津支部(以下建築士会)
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