O = OMACHI(オオマチ)

R = RENOVATION(リノベーション)

P = PROJECT (プロジェクト)

大町通りの活性化に向けた取り組みを行う住民主体のまちづくり組織です。

大町通りは、会津若松駅から南に向かう一本の「みち」。かつて街の中心として賑わったこの通り。現在は空洞化が進んでいます。
しかし、この通りは俺達のまち、私達のまち。多くの人が来てみたい、お店を出してみたい、住んでみたいと思うように、かつてのにぎわいを取り戻すことがORPの最終的な目標です。

ORPの主な会員は、会津若松市景観条例に基づく景観協定地区の地域住民や商店街組合、既存のまちづくり団体です。また、建築士会や会津若松市などから支援を受けて活動しています。

活動の背景と目的
(1)歴史的町並みの商店街
大町通りは、会津若松市の玄関口である。JR会津若松駅から鶴ヶ城に向かう約1kmの通り(図1)で、中心市街地の骨格をなす商店街のひとつである。
沿線には店蔵(江戸~明治期)や洋風建築(大正期)、本化粧和風建築(昭和期)といった様々な時代の歴史的建造物や寺社仏閣が多く見られる(図2)
(2)商業と文化の中心地
会津五街道のひとつである米沢街道の上街道筋にあたる大町通りには、藩政時代から様々な商店街が立ち並ぶとともに、会津の伝統産業である会津漆器に関わる職人達も数多く居住していたとされる。
その後も明治・大正・昭和・平成と各時代の要請に応え、会津の生活を支える商店街として常に重要な役割を果たしてきた。
(3)中心市街地の空洞化と活性化に向けた住民主導の多様な活動展開
近年、他商店街同様、郊外型の大規模開発や少子高齢化等々、社会経済情勢の影響を受け、中心市街地の空洞化が深刻化してきた。通りには空き店舗や空き地が散見されはじめ、早急な対策を講じることが求められてきた。そうした状況を受け、大町通りでは街区ごとの商店街組合や地区などの住民組織を中心に様々な活動が行われてきた。
代表的な活動としては、景観住民協定『町方蔵しっく通り景観協定』『野口英世青春通り町並み協定』に基づいた景観保全活動(建築物修景等)や65店舗の商店街の女性により組織されるアネッサクラブの活動(のきさきギャラリー、アネッサ大学、はいからさんが通るまち等)がある。これらの活動はふるさとづくり賞で総理大臣賞を受賞するなど、大きな成果を上げてきている。
会津若松市としてもこれらの活動を支援すべく、大町通りの道路整備を計画するなど大町通り全体を包括し、更なる活性化を図りたい考えであるが、通り全体を包括した意思決定組織が存在しない状況であった。
(4)包括的意思決定組織ORP(大町通り活性化協議会)の設立
上記の多様な活動を包括した大町通り全体の意思決定組織として沿線町内会住民や商店街組合を会員とし、福島県建築士会会津支部、会津大学地域活性化センター、会津若松市が協力しORP(大町通り活性化協議会)を設立した。
会津若松市へのアクセス案内
電車(東京駅~新幹線使用例)
東京駅→(東北新幹線/90分)→郡山駅下車(磐越西線/60分)→会津若松駅下車
高速バス
東京方面

例:新宿駅→猪苗代→会津若松駅前

仙台方面、新潟方面、いずれも直通

会津バス
さくら交通

自動車(高速道路)
東北自動車道→郡山JCT→磐越自動車道/新潟方面→会津若松IC下車